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フィリピン不動産投資のメリットとデメリット|リスクも解説

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フィリピン不動産投資のメリット

フィリピン不動産投資のメリットについて解説します。

人口増加の傾向にある

フィリピンは人口が増加している国で、2015年から2020年にかけての人口増加率は1.63%でした。また、フィリピンの平均年齢は24歳と若く、生産年齢人口が多いのが特徴で、今後2045年まで人口は増加し続けると予測されています。

 

下の表は東南アジア各国の2025年の人口増加率の予想値です。東南アジアの中でもフィリピンの人口増加率は高いことがわかります。

予想人口増加率
日本-0.56%
フィリピン1.45%
マレーシア1.01%
タイ0.08%
カンボジア0.98%

参考:世界人口推計-2022年改訂版

 

人口が増えるとその人たちが住むために住宅需要が拡大するため、フィリピン不動産投資では利回りが期待できるでしょう。

経済が継続的に成長している

東南アジアの中でもフィリピンのGDP成長率は高く、今後の経済も成長が見込まれます。

 

下の表は2023年と2028年の予想GDP成長率です。東南アジアの中でもフィリピンのGDP成長率が高いことがわかります。経済成長とともに国民所得と物価が上昇するため、不動産価格の上昇が期待できるでしょう。

2023年2028年
日本1.3%0.4%
フィリピン6%6.4%
カンボジア5.8%6.3%
マレーシア4.5%3.9%
タイ3.4%3.1%

参考:IMF

 

またフィリピンでは、ドゥテルテ政権下においてインフラ政策を進めており、さらなる経済成長が見込まれています。

 

安定した賃貸需要がある

人口が増加傾向にあるフィリピンでは、賃貸需要の拡大が見込まれます。生産年齢人口が多いため、若者の多いエリアでは特に賃貸需要も上昇すると考えられるでしょう。

 

物件エリアを慎重に選べば、空室率の低い投資が期待できます。

 

物件価格が低水準である

2020年に新型コロナウイルスの影響で一時的に下落したものの、フィリピンの不動産価格は上昇傾向にあります。しかし、他の先進国と比較するとフィリピンの不動産価格はまだそれほど高くありません。

 

下のグラフは東南アジア各国の1㎡あたりの不動産価格です。フィリピン不動産の1㎡単価は、日本の不動産の約1/3程度の値段となっています。

参考:Global Property Guide

 

フィリピンのコンドミニアムにはプールやジムなどがあり、24時間体制のセキュリティもあります。日本のマンションと比較すると高品質な物件を安く購入でき、快適な生活ができるでしょう。他にも食料品や日用品、衣服なども日本よりも安いお店が多く、全体として日本より物価が安いため、日本からの移住者も増えています。

 

ビザ不要で不動産を購入できる

フィリピンでは永住権や就労ビザなどのビザがなくても不動産購入ができ、実際にフィリピンに足を運ばなくても不動産投資が可能です。

フィリピンに行って現地で不動産を購入する場合には、30日以内であればビザを取得せず滞在できます。その間に不動産を購入すればビザは不要です。

ただし規制により、外国人は土地を購入・所有することはできません。そのため外国人は土地付き一戸建住宅は購入できず、コンドミニアムかタウンハウスが購入の選択肢になります。外国人の最低不動産購入価格の規制はないため、ローカル向けの低価格物件も購入可能です。

外国人に対する規制については下記の記事をご覧ください。

外国人がフィリピン不動産を購入する際の注意点|重要ルールを解説フィリピン不動産市場は東南アジアの中でも利回りが期待できるとして、海外不動産投資家から注目を集めています。フィリピンで「外国人は不動産を...

フィリピン不動産投資のデメリットとリスク

フィリピン不動産投資のデメリットとリスクについて解説します。

外国人に対する規制が変更される可能性

新興国では外国人に対しての規制内容が、急に変更される可能性があります。調べ始めた頃は外国人による不動産所有ができても、突然制度が変更されて規制が入るというのは、過去に他国でも見られます。

経済状況や政治情勢によって政策が変わるため、こまめな最新情報のチェックが必要です。

プレビルドの竣工リスク

フィリピン不動産投資ではプレビルドのコンドミニアムを購入するのが一般的です。プレビルドの物件は価格が安く、物件完成時に転売すれば転売益も狙えるなどメリットがあります。

その一方で物件が完成しない、物件の完成が遅れるといったリスクもあります。万が一不動産会社の倒産などで物件が完成しなかった場合、支払い済みの資金は返金されません。また物件の完成が遅れる場合、賃貸開始や転売が遅れるため資金を寝かせることになります。

プレビルドとは?フィリピン不動産投資をする上で知っておくべき重要なことフィリピンの不動産投資に興味を持ち、 調べていく上で『プレビルド』という言葉を必ず見かけると思います。 皆さんも『プレビルド』と...

 

空室のリスク

エリアによっては、なかなか入居者が決まらない空室のリスクがあるため注意が必要です。

 

特に首都マニラの中心部では都市開発がかなり進んでおり、価格が高いコンドミニアムが増えてきています。物件価格が高いと賃料も高額に設定しないと利回りを確保できないため、物件の選定や賃貸ニーズの把握は慎重に行いましょう。

 

売却できないリスク

フィリピンでは不動産売却に時間がかかったり、思うような値段で売れなかったりする可能性があります。なぜならフィリピンでは、中古不動産の情報プラットフォームの整備が進んでおらず、アナログな方法で進められているからです。

 

それにより中古不動産情報は個々の不動産業者が持っているため、日本のように物件情報をスムーズに拡散できず、売却が進みにくい現状があります。出口戦略を練って不動産投資を計画することが大切です。

 

またフィリピンでは人口増加の背景と経済成長を見込んだ海外投資家の不動産投資により、不動産の購入需要が拡大中です。その一方で不動産市場がバブルとも言える状態になっており、バブルが弾けてしまうリスクもあります。

 

管理会社のサポートが得られないリスク

物件購入後のサービスとしては、物件の宣伝や入居者の募集、家賃滞納があれば取り立てるなどが挙げられます。しかしフィリピンでは管理会社によって受けられるサービスが異なり、会社によってはあまりサポートが得られず、トラブルが起きることもあるでしょう。

 

現地に行って自分で入居者募集や物件の修繕の必要性の把握ができないため、管理会社選びは慎重に行う必要があります。

 

フィリピン不動産投資のリスク対策

フィリピン不動産投資のリスク対策について解説します。

フィリピンの最新情報を集める

不動産購入を検討する上で、物件価格や賃貸ニーズの把握、物件周辺の環境などを事前に調べることは非常に重要です。また経済状況によって外国人に対する不動産規制についても変化するため、政府の動向には注意を払う必要があります。

 

フィリピンは旅行先としても人気ですが、日本の外務省が渡航の注意喚起を出している地域もあるなど、安全性に不安がある地域もあるため注意が必要です。また台風による洪水被害もあるため、物件の海抜や洪水被害の際の補償なども調べておくと安心でしょう。

 

フィリピンの情報を自分で情報を集めるのが難しい場合には、現地に詳しい専門家に相談してみるのもよいでしょう。

 

信頼できるディベロッパー・管理会社を見つける

プレビルド物件において竣工しないリスクを回避するためには、現地で実績があるディベロッパーから物件を購入することが重要です。また、当該物件の売れ行きを合わせて確認しておくと安心でしょう。

上場している大手ディベロッパーや日経不動産業者が開発参画している物件であれば、プレビルドの竣工リスクを下げることができるでしょう。

 

また管理会社もサポートが十分に得られる、信頼できる業者を選びましょう。業者によってサービスが異なるため、契約前にどの程度サポートが得られるのか契約書を読み込み、細かく確認することが大切です。

中古物件も検討してみる

プレビルドの竣工リスクが気になる方は、中古物件を検討してみるのもいいでしょう。実際に物件を見て購入できる、購入後すぐに貸し出してインカムゲインを得ることができるなどメリットもあります。

中古物件のデメリットとしては、プレビルド物件と比べて割高になるケースもあることです。提示された不動産価格が適切かどうかは、周辺物件の相場を調べて判断する必要があるでしょう。

また支払いにローンを使うこともできますが一括払いとなるケースも多いため、まとまった資金を準備しておく必要があります。

 

フィリピン不動産投資がおすすめな人

フィリピン不動産投資がおすすめなのはどんな人でしょうか。

フィリピンへの移住を考えている人

将来フィリピンへの移住を考えている方にとって、フィリピン不動産投資はおすすめです。購入後に自分がそのまま住んでもいいですし、数年後に売却してキャピタルゲインを得る投資戦略も有効でしょう。

中長期的な投資でキャピタルゲインを狙いたい人

フィリピン不動産市場は安定して成長を維持しています。人口が増加傾向であり経済成長も見込まれるフィリピンでは、今後も不動産市場は成長が期待できます。

フィリピンで主流のプレビルドのコンドミニアムは、完成するまでに3〜5年ほどかかるためその間利益を得ることはできません。すぐに入居者が得られるとも限りませんので、短期投資よりも長期投資が向いているでしょう。

まとまった資産を持っている人

フィリピンでは外国人に対して最低不動産購入価格の規制がないため、ローカル向けの安い物件から富裕層向けの高級物件まで幅広い選択肢があります。

ですがやはり価格が安い物件にはそれなりの理由があります。利便性が良いなどよほどの理由がない限り、入居者確保が難しくなる可能性があるでしょう。

ある程度グレードの高い物件を購入することを考えると、ローンでも頭金で物件価格の20%〜必要になってきますので、まとまった自己資金を用意しておく必要があります。

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現地の情報を知る不動産業者への相談がおすすめ

フィリピンでは継続した人口増加や経済成長を背景に、住宅需要と不動産価格の上昇が見込まれます。そのためフィリピン不動産投資では利回りが期待できるでしょう。

その一方でプレビルドの竣工のリスクや出口戦略に不安が残るなど注意すべき点もあります。フィリピン不動産投資に失敗したくない方は、現地の情報を集め、信頼できる不動産業者を見つけることが重要です。

ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。

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