不動産投資をする方には日本で物件を購入する方と、海外で物件購入して運用する方がいらっしゃると思います。
今回は、海外で不動産を購入した後に起こりうる失敗をご紹介します。
海外不動産投資はこの失敗事例を認識することでトラブルを回避して安心して投資が行えるようになるのでぜひ参考にしていただければと思います。
ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
建設段階の失敗事例
日本でも建設途中で購入したりすることなどあると思いますが
海外は日本と違い建設途中での購入は様々なトラブルが起こることがありますのでご紹介します。
納期に遅れる
建設のスケジュールが予定通りにいかず、建設完成時期が延びることがあります。
原因としては、いわゆる自転車操業で金銭的に立ち行かず建設が遅れたり、天候が影響して建設が進まなかったりします。
大手ディベロッパーですと完成時期はあまり遅れることはありません。
建設途中で打ち切りになる
建設費用が底をつき、途中で建設がストップしてしまうこともあります。
例えばフィリピンであればプレビルドの段階で売れずに予算が足りなくなって途中で終了といったことも実際に起きています。
デベロッパーや不動産会社の倒産により建設が途中で終了してしまった場合、支払った金銭は返金されないので結果的に大きな損失となってしまいます。
不動産投資運用の失敗事例
賃貸がつかない
外国人向けの物件を購入したため、賃借人を見つけることが難しいことがあります。
どういう事かというと価格設定が富裕層向けであったり、海外駐在員向けだった場合、現地に住む住人にとってその物件は価格帯が高級な物件で手が出ない状況になります。
その結果、ターゲットとしていた海外駐在員や富裕層の買い手や借り手が見つからないと現地人にも販売することができず、入居者がいない空き家のままといったことが起こってしまいます。
値上がりしない
建設が完成した後で価格の一番ピークで購入した場合や、人気のエリアで土地の価格もすでに値上がりしているエリアで物件を買ってしまい、値上がり利益を享受できないことがあります。
選択の失敗事例
国選びを失敗
海外不動産を購入する際はどこの国の物件を購入するかがとても重要になってきます。。
日本からの飛行時間が長い長距離路線の物件を購入した場合、国の行き来に時間も金額も嵩むために頻繁に物件の確認をすることが困難になります。
世界的に人気のある国といった理由でアメリカやヨーロッパの物件を購入したことで、なかなか現地視察をすることや物件管理が困難になってしまう事案があります。
物件での問題が出てきた際にもすぐに駆け付けられない距離であるため、対応が遅れてトラブルが大きくなることもあります。
また、国によっては社会情勢が悪くなったり経済状況によっても物件の価値が大幅に下がることもあります。
国によっては言語の問題でうまくコミュニケーションが取れないといったトラブルも見られます。
ディベロッパー選び
ディベロッパーとは建設前の企画段階からコンドミニアム開発している会社です。
大手でない中堅以下の物件を購入したことで、物件の完成遅れ、頓挫など、物件完成時に物件内で水漏れなど多数問題が発することもあります。
大手ではなかった場合、会社に財力が無く資金不足で立ち行かなくなることもあるので注意が必要です。
信頼できるディベロッパーを見つけるためにはやはり大手の企業を中心に探す事が実績も財力もあるので安心です。
大手ディベロッパーの中でオススメの企業はDMCIです。
DMCIは日本の技術を採用しているため、完成が遅れるリスクがありません。
まとめ
様々な失敗事例をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
ご自身が海外不動産投資をする際にはぜひ上記のような失敗を繰り返さないようにこの失敗事例を参考にしていただければ幸いです。
記事を読んでいただいてお分かりのように、日本では考えられないような海外ならではの問題で引き起こされる失敗事例も多数あります。
海外不動産投資は日本での投資とは違い、国の状況、日本からの距離、文化の違い、販売方法の違いなど多くの状況を鑑みて国選びをしないといけません。
不動産投資はまとまったお金が動くので、大切な資産を守るためにも慎重に不動産投資国を選ぶようにしましょう。
海外不動産投資を行う上で、オススメの国は東南アジアです。
物価が日本よりも安いため、少ない投資額で物件を購入することができます。
日本から東南アジアは低価格で飛行機にも乗ることができますし、飛行時間も短時間です。
時差も日本とあまり変わらず数時間ですので現地時刻を気にせず現地とのやり取りも可能です。
東南アジアには様々な魅力があることがお分かりいただけたと思います。
海外での投資を考えていらっしゃる方はぜひ東南アジアの物件投資も一度考えてみてはいかがでしょうか?
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。