海外の不動産投資に興味がありネット等で調べた経験がある方ですと、
フィリピン不動産投資がオススメという記事を目にしたことがあるかもしれません。
国の平均年齢が23歳と若く、
人口も増加傾向にあるフィリピンは不動産投資に非常に向いている国です。
こういった背景から、これからフィリピンの不動産投資を始めようとしている方は、
年間どれくらいのランニングコストや維持費がかかるのか気になりますよね?
ここでは未完成物件である「プレビルド」と完成物件の毎月の維持費、毎年かかる費用などをまとめました。
ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
①フィリピン不動産の維持費(完成物件)
すでに完成している物件を所有している場合、
①固定資産税
②共益費
③火災保険
④管理費
以上4つの費用が必要になります。
一例として、マニラ首都圏の物件の場合、1BR(1Bed room:ワンルームの意味)で広さ24sqm(24平米)で共益費、固定資産税、火災保険など合算して5万ペソ(日本円で約11万円くらい:2021年8月6日現在)ほど費用が発生します。
維持費に関しては物件所在地や間取りの広さによっても上下するので一概にいくらとお伝えすることが難しいです。
ですのでそれぞれのエリア、間取りの広さで各自で確認が必要です。
1・固定資産税
土地や家屋に対してかかる税金です。
固定資産税の金額は建設されたエリアや物件の大きさによっても異なります。
年に4回3月末、6月末、9月末、12月末のそれぞれ3ヶ月ごとに納付します。
2・共益費
共益費とはプールやジムなどの維持管理にかかる毎月の費用のことです。
フィリピンの物件はコンドミニアムを購入することになりますが、コンドミニアムにはプールやジムなどが併設されていることがほとんどです。
コンドミニアム に住む住民はプールやジムなどの施設を自由に利用することができます。
コンドミニアム毎に管理会社が設立され、業務を請け負っているので、
支払いはそれぞれのコンドミニアムの管理会社に支払うことになります。
物件によって費用は異なりますので詳しい金額は各自で調べてみてください。
3・火災保険
火災保険は1年更新です。
数千円程度ほど費用がかかります。
4・管理費(賃貸に出した場合)
新築で賃貸として人に貸す場合、予め家具家電を一式用意する必要があります。
その理由として、フィリピンはコンドミニアムに家具家電付きが主流だからです。
お客様対応や不動産の管理を管理会社に委託する場合は委託会社に費用を払うことで家具家電一式も全て委託会社がオーダーしてくれます。
入居者対応、家電故障対応、トラブル対応など365日24時間対応、退去時には部屋のチェックや精算も対応してくれます。
5・未完成の場合
物件が完成していない期間の管理費用は不要で、毎月の物件の支払いのみです。
まとめ
以上がフィリピンの不動産を所有することで必要な費用です。
いかがでしたでしょうか?
日本で物件購入した場合と似た税金もあれば、
フィリピン独特の文化である家具家電備え付けのための一式準備費用や、
プールやジムの維持にかかる費用を払ったりと独自のものもあります。
物件購入して終わりではなく、その後に維持費がかかることをご理解頂けたと思います。
フィリピン不動産を維持するのにどのような費用が必要になるのか予め把握しておくことで、物件購入後の費用の参考にしていただければ幸いです。
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。