近年、著しい経済成長のフィリピン。
国の平均年齢は約23歳と非常に若く、
今後ますます国の発展の兆しが見えることから不動産投資に適した国として注目を浴びています。
不動産投資は日本でも行うことができるにもかかわらず、
投資家はなぜあえてフィリピンの不動産投資に注目しているのでしょうか?
その点を詳しくみていきましょう。
ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
フィリピン不動産の価格について
フィリピンの不動産価格を日本の投資家がよく購入するエリア別にみていきましょう。
加えて、フィリピンの不動産市場の今後や、
アジアの他の国々の価格の現状とフィリピンとの不動産価格比較をお伝えするとともに、
フィリピン不動産はどのようなメリットがあり、
おすすめなのかをお話ししたいと思います。
1・中心部の価格
マカティ、BGC(ボニファシオ・グローバルシティの略。広大なフィリピン軍駐屯地を再開発した富裕層をターゲットにした未来都市です。)あたりは
かなり高騰してきており、50平米で3000万前後の物件も多くなってきています。
2・中心部周辺の価格
ディベロッパー(物件の開発を手がける企業)や場所によってかなり差がありますが、
同水準の広さで1500-2500万程度となっています。
フィリピンの今後の市場
フィリピンで不動産投資をした場合、
将来しっかりと利益が出る見通しがあるのか投資家は非常に気になるところですね。
経済発展と人口増加が見込める場合、
それに付随して不動産の需要も増えることが推測されます。
ここでは、フィリピンの人口とGDP(国内総生産)データに注目しながら、
今後の経済成長率や人口増加の推移を予測していきましょう。
1・人口について
フィリピンの世界人口ランキングは2021年現在、世界13位です。UNFPA(国連人口基金)より。
フィリピン人口は年々増加傾向にあり人口変動率は前年度よりも1.4%上昇しています。
この人口増加は2045年頃まで続くといわれています。
ちなみに、日本はというと現在、世界人口ランキング11位です。
日本はフィリピンよりも順位は高いですが、前年度よりも人口が40万人減っており、世界の人口変動率が上位各国増加する中で唯一減少傾向です。
このことからも、フィリピンが今後も人口増加し日本と順位が入れ替わる日もそう遠くないかもしれません。
そして特に、フィリピンの人口増加が著しいのはグラフからもわかるように30代までの若い世代です。
若い世代の人口増加により、フィリピンは今後も経済成長し続けることが期待できます。
2・成長率について
世界銀行が2020年1月8日に、今後のフィリピン経済成長率予測を2022年を6.2%と予測しており、近年はGDPも6%以上の平均値を記録しています。
この数字は、平均1%である日本のGDPと比べてもフィリピンが急激に経済成長していることがお分かり頂けるのではないでしょうか。
また、フィリピンのドゥテルテ大統領がインフラ開発によって雇用を生み、国を挙げて積極的に投資も呼び込むことを政策に掲げています。
これによって、フィリピンは今後も安定した経済成長が見込まれています。
将来、ますます若い世代の人口増加が予測され経済成長率も右肩上がりのフィリピンはそれに伴って不動産市場もどんどん伸びていくでしょう。
他の国との比較
1・アメリカ
世界の中でも常に先頭を走る先進国アメリカでの不動産事情についてみてみましょう。
アメリカは、経済成長や人口増加などの影響により不動産価格は上がり続けています。
アメリカの中心都市といわれるサンフランシスコの一般的な物件価格は約1億4000万円。
同様に、ニューヨークの一般的な不動産価格は約1億3000万円です。
よく日本人が購入してる価格としては、100万ドル(1億円前後)の物件が多くなっています。
アメリカでの不動産は高額物件の購入になるので、投資目的での購入というよりは、むしろ節税目的である特別償却(通常の減価償却費とは別で、経費の追加計上ができる制度)を狙っての富裕層の方による購入がメインです。
2・アジア諸国
基本的にアジア諸国はかなり高騰してきています。
マレーシアのクアラルンプールやシンガポールは日本と変わらないかそれ以上の物件も多いですし、インドネシアのジャカルタも高くなりつつあります。
フィリピンに近い規模の価格ではカンボジアやベトナムという選択肢もありますが、フィリピンよりも距離が離れていることや、契約書が英語ではなく現地の言語であることを考えると、日本人が投資をする上ではフィリピンが安全といえるでしょう。
まとめ
アメリカ、フィリピン、アジア諸国の不動産価格を比較しながらお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
アメリカは投資にはコストがかかりすぎる為、節税目的での不動産購入としてとても魅力的ではありますが、近年の税制改正により有効ではなくなりました。
アジア諸国は金額的に安価であっても言語の壁があります。
フィリピンの時差は日本と1時間ほどなので時間を気にせずやりとりができますし、公用語も英語なので日本人にとって親しみやすい国です。
フィリピンのドゥテルテ大統領が日本からの投資を歓迎しているので、現地企業の日本人に対する対応もますます向上することが期待できます。
フィリピンの不動産は国の中心部や富裕層エリアであっても価格が日本の都心部よりも安く手に入ることからもとても有益な投資だといえます。
他国と比べて安価に不動産投資ができるフィリピンは上記の理由からも日本人にとって非常に魅力的な投資でおすすめです。
海外での不動産投資をお考えの方はフィリピンでの不動産投資を一度検討してみてはいかがでしょうか?
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。