フィリピンでは、物価水準が日本の3分の1~5分の1といわれています。
首都マニラの高級コンドミニアムの購入であっても、東京の高級マンションの4分の1ほどの価格で購入が可能です。
24時間セキュリティ、プール、ジム完備の高級物件が比較的手軽に購入できる魅力があるといえるでしょう。
この記事では平米数や間取りごとのコンドミニアム購入価格の相場とプレビルドの際の毎月の予算をお伝えいたします。
ツアーや個別面談などもやっていますので、お気軽にLINEでお問い合わせください。
目次
1BRの相場
平米について
日本では間取りを表す際、1LDK・2LDKと表記しますが一般的にアメリカやフィリピン等の英語圏では
Studioタイプ・1BR・2BRと表すことが多いです。
Studioタイプとは、日本でいうワンルームマンションのことを指し
仕切りがなくキッチンと部屋が繋がった間取りのことをいいます。
また、1BRとは日本でいう1LDKのことです。
価格について
一般的に首都マニラの1BRのコンドミニアムの売買価格は、
大手財閥系ディベロッパーで1200万円~2000万円が相場です。
平均すると、1400万円前後といわれています。
これは、マニラのタワーマンションで万全の24時間セキュリティ対策、ジムやカフェバー、プール等充実したアメニティ完備といった高級物件の価格となります。
東京都心部のタワーマンションの価格の4分の1ほどで、現地高級ホテルにも引けを取らない魅力的なコンドミニアムが手に入ります。
そのため人気のデベロッパーの場合、特に注目を集めるエリアでの新築物件の発表時(完成の約5年程前)の際には国内外から購入申込みが殺到し、完成前から物件が完売してしまうケースも散見されます。
またエリアや賃借人の属性によって変動はありますが、Studioと1BRサイズのコンドミニアムの場合、家賃は約5万円~10万円で推移します。
プレビルドの場合の毎月の予算
プレビルド物件とは、建築前もしくは現在建築中の物件であるという意味を指します。日本ではあまり考えられないことですが、物件がまだ建つ前の更地の状態で物件の売買契約を交わすという事になります。
プレビルド物件の大きな特徴として完成時には契約時(建築開始前)と比較し、フィリピンの経済成長率と連動し物件価格が上昇する傾向にあり、現地のコンドミニアムに投資する大きなメリットの一つになってきます。
プレビルド物件の場合、新規物件の発表から完成まで、低中層物件など早いもので約3年、30階を超えてくる高層コンドミニアムなど期間が長いものは6年程期間を要するケースがあります。
日本での物件購入の場合銀行融資実行から引き渡しまで継ぎ目なく行われ、不動産投資を行うにしてもすぐ入居者募集、賃料を得る流れになりますが、フィリピンでの新規物件購入時は、まず最初に支払いが先行する流れとなります。
物件売買契約から完成引き渡しまでにその間毎月3.5万円~6万円程の頭金の積立での支払いが継続して発生します。(月々積立金額はDMCI HomesのStudio~1BRの場合)
デベロッパーによっては様々な支払い方法のオプションを用意している会社もあり、上記のような建築期間中の分割払いを中心に完成後の物件費用支払に現地銀行ローンなどを利用することも出来ますので、
ご自身にあった無理のない支払方法や資金のプランニングを信頼のおけるデベロッパーや代理店と相談の上ご選択ください。
2BRの相場
平米について
2BRの物件は、日本でいう2LDKに該当し、広さは40㎡~65㎡前後が主流です。
フィリピンの2BRの特徴としてメゾネットタイプのものが多いことがあげられます。
メゾネットタイプとは、2階建ての構造で1階部分にリビングダイニング、
2階部分に寝室が2部屋ある間取りです。
2BRの物件に住むマニラの駐在員たちの間ではグリーンベルトやレカスピ地区の物件が、
コンビニやスーパーマーケットなどの商業施設に近いことから人気といえます。
価格について
2BRの物件価格の相場は、
マニラ中心部での大手ディベロッパーの物件を購入する場合で日本円で約1,500万円~3,000万円程です。
また、家賃相場は7万円〜10万円前後といわれています。
特に交通渋滞の激しいマニラ中心部では、職場に近いコンドミニアムを選ぶ現地居住者、特にファミリー層が今後益々増え、広めの2BRの物件の需要は非常に高くなると言えるでしょう。
プレビルドの場合の毎月の予算
2BRの物件のプレビルド期間も1BRと同様4年~5年ほどで、
毎月の金額は5万円~10万円といわれております。
金額や支払方法は、ディベロッパーによって異なりますので確認するようにしましょう。
3BRの相場
平米について
3BRの物件は日本でいう3LDKの物件で、60㎡~100㎡ほどの広さがあります。
ファミリー向けの物件が多く、マニラのロックウェルやサルセドが人気のエリアとなっています。
これらのエリアは、外国からの駐在員が多く国際色豊かな地域です。
ロックウェルは高級コンドミニアムやショッピングモールが立ち並んでいます。
また、サルセドは総合病院や公園学校も近隣にあるため、ファミリーにも住みやすいといえるでしょう。
特に3BRの場合、「メイド付き」の物件も多く存在します。日本では馴染みがないですが、フィリピンではメイドという職種は定着しており珍しくありません。
価格について
3BRの物件購入価格は、2,000万円~4,000万円ほどといわれています。
家賃は20万円前後です。
家賃が高いようにも見えますが、
海外からの駐在員が会社からの手厚い補助をもらいながら住むケースも多いため、
このような相場となっています。
家賃が10万ペソ(22万8千円)を超えてくるような物件では、駐車スペースが2台完備されているところも多く存在します。
プレビルドの場合の毎月の予算
プレビルド物件の完成までの期間は、
およそ5年ほどで毎月の支払金額は8万円~20万円が相場です。
3BRの物件の場合、外国人の多いエリアであるロックウェルやサルセルドでは、
賃料の値上がりが期待できるため、完成後の販売価格も上昇する可能性が高いです。
フィリピンコンドミニアム購入の際の注意点
①日本の代理店を利用しましょう
フィリピンコンドミニアムは代理店を通さずに
デベロッパーと直接購入することが出来ますが
自分で現地に行き直接デベロッパーと交渉をしないといけない上に、
英語は必須になります。
トラブルなどがあった際など全て自分で対応もしないといけないため
代理店を通して購入されることをおすすめします。
②代理店が主催しているセミナーを受けてみましょう
フィリピンに精通しているかどうか、
何年フィリピンコンドミニアムの携わっているか確認しておきましょう。
コンドミニアム購入時はもちろん、購入後のサポートなどしっかりできるかどうか代理店としっかり話せる機会を持てるためセミナー参加も大事になります。
弊社でもセミナーを開催しています。
参加されたい方はLINEから予約できます
↓↓
③プレビルドは完成遅延のリスクも
大手デベロッパーは遅延なく完成しますが
中小デベロッパーによっては1年〜3年遅れるパターンがあります。
完成が遅れてしまうと計画していたインカムゲインやキャピタルゲインに影響が出てしまうため、信頼できるデベロッパーを選びましょう。
フィリピンコンドミニアム人気エリア紹介
マカティ
マカティはコンドミニアムが多く存在している地域で有名企業が多く集まっており、フィリピンのビジネス街として有名です。
ビジネス街へのアクセスの良さ、商業施設・飲食スポットが充実していることにより、日本人駐在員の多くはマカティに住んでいます。
bgc
先程のマカティから車で30分ほどに位置し約20年に広大なフィリピン軍駐屯地を再開発したエリアです。
日本人学校をはじめ、インターナショナルスクールが近くにあり教育に力を入れたいファミリーの多くがBGCに住んでおりハイクラスホテルの開業やフィリピン証券取引所の移転などもあり、成長が期待されているエリアです
まとめ
フィリピンのコンドミニアムには、日本の高級マンションの4分の1ほどの価格で、
24時間セキュリティ完備、プール付きの物件を購入できるメリットがあります。
首都マニラの周辺では、
外国人駐在員が多く居住し治安のよいグリーンベルトやレカスピ地区などもあり、
コンドミニアムの需要は高いと言えるでしょう。
コンドミニアム購入の際には、間取りや平米数によっても人気のエリアが異なりますので、
事前にリサーチしておくようにしましょう。
また、フィリピンではプレビルド物件と呼ばれ建物完成前に購入し、
月々支払を行う方法も珍しくありません。
毎月の支払金額も確認するようにしましょう。
これらを踏まえたうえで、購入金額や利回りなど納得できる物件を選ぶことが大切です。
コラムニスト紹介
永田 智睦 (ながた ともちか)
API Gateway株式会社 代表取締役
6年間金融機関に勤務後、個人保険代理店を営み法人化。
現在はフィリピン不動産販売会社や独立系FP事務所を中心に3社経営。
金融業界15年、独立して10年の経験を持ち、個人プランニングを約1000名近くの相談を受ける。
なおAPI Gatewayはフィリピン最大手財閥系デベロッパーの正規代理店として2019年、2020年と2年連続で日本マーケット売上高1位の実績がある。